商標権の更新期間のお知らせが届きました。宛先は「商標ご担当者様」

公開日:   最終更新日:2018/02/23

いつもお願いしている特許事務所から、「商標権の更新期間のお知らせ」が届きました。
宛先は「商標ご担当者様」。
知財部が存在しない私の勤める会社では、いつの間にか、こういうものが自動的に私の方へ回ってくるようになってしまっています。

次に届くのは10年後、私は定年でいません。そしたらまた「商標ご担当者様」で届くのでしょう

商標権の存続期間は、みなさんご存じのとおり10年です。
登録料は10年分一括が基本ですが、5年分ずつ分割も可能です。

更新登録料(更新時印紙代)が指定商品指定役務1区分で、10年分なら38,800円(5年分なら22,600円)、これに加えて特許事務所の手数料がかかります。
手数料は明記しませんが、10年分の印紙代とそんなに変わりません。
手間を考えればいい商売に見えますが、10年間の管理料込と思えば安いものです。
一個人で自腹を切るなら悩む金額ですが、一企業にとってはたいした金額ではありません。
この商標は使ってなくもないので、普通に10年間更新するとしましょう。

製造業ではない中小企業には、「知財部」などないのが普通です

私の勤める会社は、いわゆる製造業ではありません。
自社特許や商標などは、片手で数えられるくらいしかありません。
このような会社に「知財部」など、あるはずがありません。

単に知的財産に詳しいというだけで、畑違いの部署にいる私の方へ、相談や書類が回ってくる次第です。

10年後、「商標ご担当者様」のお知らせは誰が開封するのでしょうか?

そんな会社ですから、宛先を「商標ご担当者様」と書かれてしまうのも仕方ないでしょう。
意外と、このような会社は多いのではないでしょうか。
実際、この更新に関しては私が「担当者」として署名捺印して処理しますが、次の更新の時に私はいません(定年退職予定です)。

10年後、私あてにお知らせが郵送されてきて、退職者あてということで廃棄されても困ります。
また「商標ご担当者様」あてに10年後届くであろうこの書類、次は誰が開封するのでしょうか。
私には見当もつきません。

「10年ひと昔」といいますが、10年後のたった1回のための引き継ぎなど行わないでしょう

このように、知的財産管理があまり重要視されていない会社の場合、知財部もなければ担当者もいないのがふつうです。
たぶん私が定年退職するときも、本業ではありませんので申し送り事項にもしないと思います。

知的財産管理技能士が10年後にはメジャーな資格になっていて、私の勤める会社でも誰かが取得していることを期待しましょう。

そういえば特許事務所とも長い付き合いです。所長さんもご高齢のはず。10年後は?

本題とは外れますが、この特許事務所とは私が入社以来、もう30年近く同じ先生にお願いしています。
いったい先生はおいくつになられたのでしょうか。
10年後は?

大きな事務所ではありませんが、個人事務所でもありませんので、得意先や管理案件の引継ぎなどはちゃんと行われるものと信用するしかありません。

だからといって自社で管理はしない。特許事務所との関係は壊しません

商標権の更新登録くらい、手数料などのことを考えれば自社で行うことも可能です。
当たり前ですが、もちろんそんなことはしません。

次の更新時までの「期限管理」、これがとってもとっても大切なのです。
私の勤める会社の「商標ご担当者様」がその時その時で、誰なのかは私でも分からないですから。


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