独学を続けるためのヒント(1)テキストはノウハウ本と思って読もう

公開日:   最終更新日:2018/03/08

3級知財技能検定は、独学で十分合格できるだけの力が身に付きます。
しかし独学というものは、その字の通り「孤独」であり、しかも「好きな時間に勉強できる」ということは逆に、「気付いたら、勉強しない間に時間だけが過ぎた」ということにもなりかねません。
そうならないための「ヒント」です。

テキストに書いてある一字一句を覚えない。「ノウハウ本」を覚えようと思って読む人はいないでしょう?

知財技能検定3級を受けようとしている方は、基本テキストと呼ばれる本を入手されたと思います。
この基本テキストの内容をひと通り理解すれば、検定試験に十分合格打できます。

あくまで「理解」です。
内容を「暗記」する必要はありません。

実務では、「その都度調べる」のが基本です。この実務をできる「技能」を量るのが検定試験です

実務を行っていて、一番怖いのが「思い込み」です。
中途半端な知識で勝手な判断をすることが、事故につながります。
事案があれば、その都度調べる、確認する、ということが基本となります。

このように「調べる」「確認する」ためには、ある程度のぼんやりとした知識が必要になります。
これが、「理解する」ということです。
決して細かいところを一字一句「丸暗記する」ということではありません。

知らない言葉や、箇条書きされている要件などは読み流そう

例えば、発明が特許されるための「特許要件」、
・産業上利用可能性
・新規性
・進歩性

これらを言葉で覚える必要は、全くありません。
「ふーん、そうなんだ」という感じで読み進めましょう。
間違ってもここでいったん本を置き、目をつぶって暗唱してはいけません。

「発明は新しいものでなければならない」という当たり前のことを、「新規性」と呼ぶだけのことで、たとえこの言葉を忘れてしまっていても実務上何も困りませんし、検定試験でも間違えたりしません。
見たり聞いたりすれば、「そういえば新しさを新規性と呼ぶのだったっけ」と思い出せます。
そのための三択問題なのです。

基本テキストは、知的財産管理の世界を知るための「ノウハウ本」か「経済小説」、そう思って読めば楽しいですよ

「営業のコツ」とか「手帳の活用術」などのノウハウ本を、みなさんも読まれたことがあるかと思います。
そんなノウハウ本を「覚えよう」と思って読む方はいないでしょう。
それでも読んだ後は、どんな内容だったかぼんやりと覚えていると思います。
必要があれば、後から読み返せばいいのです
基本テキストもその程度で大丈夫です。

知的財産の世界は、知的財産を大切に保護しながらも、その保護が過剰にならないように制限を繰り返してきた歴史です。
制度を作ってきた統治者の思惑と、それを利用する経済界や個人、そして第三者。
このあたりを意識して読むと、経済小説のようで楽しいですよ。

「独学」は孤独ですが、ノウハウ本や小説と考えれば楽しいものです。


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