合格に必要な技能と知識は、専門家へ依頼ができる程度の初歩的なもの

公開日:   最終更新日:2017/12/15

知的財産管理検定3級の合格に必要な技能と知識は、「初歩的なもの」です。
この「初歩的なもの」の程度は、公式ホームページに記載されています。

知的財産管理技能検定ウェブサイト
http://www.kentei-info-ip-edu.org/

ホーム > 試験実施要領 と進み、「試験の科目・範囲」から「3級(管理業務)試験科目及びその範囲の細目」というPDFファイルを読むことができます。

このPDFファイルの最初の方に、「(1)技能検定試験の合格に必要な技能及びこれに関する知識の程度」という項目があります。
その内容を、かみくだいて言えば、

・管理する仕事をしている中で問題点や疑問点を見つける
・大企業においては、上司に報告し、指示を受けて問題を解決する
・中小企業においては、外部専門家に相談し、指導のもとで問題を解決する

このような技能ということになります。
要は「問題を解決する能力」までは、必要ないということです。

問題解決能力までは必要ない。問題を理解し、伝え、指示されたことができる程度の能力でOK

ある程度の用語の知識とふつうの流れを理解し、起きている問題を「理解し」、「正確に伝え」、「受けた指示を正確にこなす」能力があればいい、ということになります。
これくらいなら、仕事で知的財産にたずさわっている方ならふつうのことですね。
また日常の報告・連絡・相談(報連相(ホウレンソウ))は、ふつうの社会人なら当たり前にできているはずですので、あとは知的財産の初歩的な知識さえ身につければ業務ができることになります。

簡単そうです。

管理する仕事をしている中で問題点や疑問点を見つける

実務上は、自分で問題点や疑問点を見つけるのではなく、他部署や外部から相談や連絡を受けることになります。

・技術部門からの開発製品の権利化の依頼
・技術部門からの自社商品が他社の権利を侵害していないか調査の依頼
・営業部門から、自社が権利をもつ知的財産を、取引先が利用したいという依頼
・他社からの権利侵害の疑いの指摘
・他社からの実施権許諾の申し入れ

3級知財技能士に求められる技能と知識とは、こういった相談や連絡の概要を正確に把握し、上司なり専門家に伝えることができる能力です。
概要を正確に把握するためには、用語の理解が大切です。

大企業においては、上司に報告し、指示を受けて問題を解決する

大企業においては、「知的財産管理の技能及び知識を有する上司の指導の下で」、課題を解決できる技能及び初歩的な知識が必要です。
上司が必ずしも技能と知識を有するのか?という問題は考えてはいけません。

要は、指示を正確に理解し、言われた通りに正確に行える能力が必要ということです。

中小企業においては、外部専門家に相談し、指導のもとで問題を解決する

本題とはあまり関係がありませんが、実務上は大企業に比べてこちらの方がハードルが低いのがふつうです。
外部専門家に対してはこちらがクライアントになるので、たどたどしい説明でもがんばって理解してくれますし、問題解決時にも丁寧に指示してもらえます。
大昔は士業の先生というと横柄な態度を取られる方もいたそうですが、今はそんな方にお会いしたことがありません。

いずれにしても、3級知的財産管理技能士という資格に必要な技能と知識は、本当に「初歩的なもの」で良さそうです。


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